最近思ったこと。まあ、テキトーに
1996年・夏|
空|
ジングル・ベル|
自戒|
月|
夜景|
鏡|
岩井の海岸
めっきり夏の声が聞こえなくなりました。こんなにさみしげな秋が来たのはひさしぶりかも。もういちどくらい夏が戻ってこないかねぇ。まだまだやることは残っているのに。あ、レポートが...。
空-1996/9/15-
最近、「空がきれいだな」と感じることが多くなったような気がする。朝起きて、暗い部屋をでる。おもいもよらない青空、高い雲。今日もがんばってみようかなって。夕方、どんなにグラフィックソフトのパレットをいじっても出ないようなグラデーションが目の前に広がる。なにか苦しかった胸が、スッと楽になる。年をとった、のかな。
めっきり寒くなりました。寒さには静けさが似合う、と思いませんか?そろそろクリスマスということもあってクリスマスソングを至る所で耳にしますが、うるさくないんですよね。完全なる静寂が無い都会に静けさを演出するクリスマスソング、か。
自戒-1997/1/2-
「失うことが成長だ」何かの折にメモした言葉だ。正確に言えば「失うことによって反省し、新たなものを得ることができる。」ということだろうか。失うものが大きすぎる時、自分を慰める言葉としてかみしめる。苦しみを悲しみを、そっと味わい噛み締める。だが決して悲劇にひたってはならない。今の自分の道を謙虚に進んでいくしかない。なにか変わらなくてはならない。悲しみを優しさに変えなくてはならない。気がつけば傲慢な自分が、ほら、そこにいる。
月-1997/1/30-
凍てつくような寒さが身にしみる。友達とご飯を食べに行った。車に乗り、後ろのシートに座っていた。つらいことが続き空っぽになっていた。空っぽなくせに、心はブラックホールのように重い。車窓からふと多摩の夜景を見る。ぽつぽつと灯る明かり。目を上げると月。にじみの無いくっきりとした輪郭。なにかが溶けていった。今ではつらい思い出となった景色を見ながら。
夜景-1997/3/19-
勝鬨橋からの夜景がきれい。カップルなら行くべし!独り者も...行くべし!つらい時には二日分ぐらいの活動エネルギーとなるでしょう。
東京近辺に住んでいる人への限定メッセージでした。
鏡-1997/4/5-
ぞっとするほど景色が美しく見えるときがある。私が深く愛する「おいしい関係」もこの事について触れていた。今の時期、桜が満開だ。私が愛する桜は、ガラス越しの音のしない桜である。出来れば風のないほうが良い。そして桜が語り始める。いや、桜ではないな。語り始めるのは自分なのかもしれない。
岩井の海岸-1997/5/11-
強い風が吹く中で、海岸の土手に腰を下ろした。隣には知らない人がひなたぼっこをしている。遠くには船が見える。波の穏やかな内房の海。部活の合宿中だ。つらつらと海を見ながら休憩しよう、そう思った。近くの店で買ったホットコーヒーを飲む。下手をすると腐っていたりするものを売っている店だ。心なしか味が酸っぱい。とにかくぼーっとしたい。無理矢理にではなく、素直に。