踊る大走査線
音楽:松本晃彦
いい加減ジャンル別に分けた方がいいようなココですが,とりあえず追加です。何で 今頃(99年5月5日)かというのは,音楽の使い方を気にしながら聴いたら「!」だったという。ビデオを見て号泣。最終話の1話前で涙が止まらないのなんのって。エンディング・テーマもその回だけ違うんですけど,その使い方と音楽をビデオで見て惚れ直したわけです。サントラ3枚をボックスにしたCDが出ていたらしいのですが,ん,限定生産なの?ガーン。
海とあなたの物語
歌:未来玲可・作詞/作曲:小室哲哉
初めて聴いたときに惚れた。なんとプロデュースは小室だという。なんだかCOCOを思い出してしまった。その昔,COCOの曲で惚れた曲があったが,それも小室だった。まあ当時の小室はTMで一目置かれ始めた頃で,その時には何とも思わなかった。その曲を本人が歌ってる(「夢の中へ」での斉藤由貴/井上陽水と同じ)のを「うげー気持ちワル」と感じたのを憶えているくらいだ。あの頃の小室がちらと見える佳曲だ。未来玲可が歌っているのを聴く限り名曲と言っても良い。ちなみに大黒のような売り方をしていくらしい。伝えるために歌っているからか,この力は。あんた,歌ってるの?というアホどもが何を思ったか口パクせずにテレビで音符を並べているのを聴くと寒気がする。この曲は小室の良心だろう。
リンカンシャーの花束
グレンジャー作曲
この曲にであったのはそう昔のことではありません。昔に出会っていたとしてもその味わいを堪能することはできなかったと思います。それだけ奥の深い曲です。6つの1~3分程度の曲で構成されているのですが、それぞれ至宝の逸品です。もともとが流しの歌手たちが歌った「歌」をモチーフにしているので、心にダイレクトに響きます。「歌」の素晴らしさを改めて痛感しました。
亡き王女のためのパヴァーヌ
ラベル作曲
どうも落ち着かない、身も心もすさんでいる。そんなときはこの曲のCDを手に取ります。ホルンの甘い音色が奏でる歌。魂にナイフのように突き刺さる何か。雑音がすべて消える深夜。また私はこの曲を聞く。
交響曲五番
マーラー作曲
トランペットソロから始まるドラマは、一気に終曲へと駆け抜ける。とはいえ最初は面食ったよ、その天才がほとばしらせるエネルギーに。特に四楽章のアダージョ。何度聞いても哀しく、切なく、それでいて一筋の光が見える。そんな眠れない刻。もうこのアダージョを何回聞いたのか。これまでに、そしてこの夜に。
"Make Our Garden Grow" from CANDIDE
バーンスタイン作曲
ミュージカルの曲です。キャンディード序曲はそこそこ有名なのですが、それ以外の曲はあまり知られていません。だいいちCDがあまり有りません。でもなんとかして一度は聞いてみて下さい。「歌っていいよなー」と思えること請け合いです。カラオケ行って歌いまくりたくなるかもしれませんね!?
シングルベット
シャランQ
シャランQのバラードです。別れの歌なんですが(しかも後ろ向き)そこはかとなくさわやかな曲という、微妙な味わいの曲。とにかく歌詞の一つ一つが宝石の様な歌で、まず曲ありき・歌詞ありき、の半端な曲とは一味違います。難点はカラオケで熱唱するのがちと気恥ずかしいところ。思いっきりブルーな世界を演出してくれるものですから。過去を吹っ切って生きている人には合わないかもしれませんね。
ローマの松
O・レスピーギ
クラシックファンなら誰もが知っている曲。まさに自動感動装置と呼ぶにふさわしい内容です。とくに終楽章の「アッピア街道の松」は血湧き肉踊ること間違いなし。生演奏で聞いた日にはもう大変。日頃低血圧なあなたもこの時だけは別人になれる。CDで聞いても良いですが、ぜひ一度演奏会に足をはこんで下さい。
バレエ音楽「白鳥の湖」より~フィナーレ
P.I.チャイコフスキー
これほどドラマチックな曲はそう多くない。思わずあふれる涙。もやもやを振り切って出かけるときに大音量で豪快に聴く。「よし、もう少し頑張ってみよう」、ふつふつと湧き上がるものを胸に抱きながら家を出る。私にとって思い出の曲でもある。まだ幼さを残していたあの頃、音楽に「神」を感じた数少ない体験。みなさんもそんな曲をいくつかお持ちのはずです。よろしければそっと教えてくれませんか? メール、待ってます。
バレエ音楽「シンデレラ」より~真夜中
S.プロコフィエフ
あまり有名な曲ではないです。この作品中の「愛のテーマ」が泣かせるんですよ。なんと恥ずかしい響き! 「愛のテーマ」。この「真夜中」は時計が12時の鐘を打つ舞踏会の情景を描写しているのがすぐに分ります。時計がカチコチ音を立て鐘が1つずつ鳴っていく。12回目の鐘が鳴ったときに「愛のテーマ」が壮麗に奏でられ、トランペットの高音が耳に心地よく思わず惚れそうになります。やっぱりトランペット奏者ってモテるのかしらん。
「エキンセントリック少年ボウイ」のテーマ
フジテレビ系列「ごっつええ感じ(?)」
オジャパメンでは散々叩かれたダウンタウンですが、今回のこの曲は旋律・詩ともツボを押さえた堅実な作り。「これはアカンやろ」と雑談している光景が目に浮かびます。番組を知らない方へ。オープニングバージョンとエンディングバージョンがありまして、曲想はマーチ風とバラード風。つまりヒーローものそのまんま。好き嫌いはあるとは思いますがオススメです。とはいっても好きになる人はもう知っているだろうなあ。
「Can you celebrate?」
安室奈美恵・小室哲哉
これは以前から出ていたシングルをもとに掲載しているのではありません。あくまでも「結婚後の安室奈美恵」が歌ったものが判断の材料となっています。形容しがたい「歌」がそこにあります。ぜひもう一度シングルを出して欲しいものです。あー、ライブで聴いてみたい。
組曲「Red Pony」
コープランド
某A大学が吹奏楽コンクールの自由曲として演奏した曲です。いかにもコープランドといった音色の使い方が耳に残る佳作。オケでもブラスでもほとんどCDは出ていないので探すのに苦労しました。ちなみにA大学はCDにはならない(正確には買えるけど)段階で舞台から去ってしまった。うーん,残念。理屈抜きで楽しめる曲なので選曲の方,演奏会にいかがでしょう。ちなみに難易度は高いです。